一件トラブルだったり問題だと思うことが日々の生活の中から浮かび上がってきて、
それを乗り越えると自分の心持ちが変わり霊性の向上が起こります。
大体そういう事柄には自分以外の人が絡んでいます。
人と人は擦れ合い磨き合う存在だからです。
ですが、問題の只中にいる時は
その事柄に苦しめられて夜も眠れず混乱を抱えた状態のままで過ごす事もよくあることです。
あるクライアント様の例をお話ししましょう。
神奈川在住のMさんは、長年信じていた友人の不誠実な面を知ってしまいショックを受けて悩み、辛い日々を過ごしていました。
その友人は一見とても親切で思いやり深く有名な会社に勤めており、Mさんにとって自慢の友人でした。Mさんは彼女をとても頼りにしていたのです。
ですがある日仲間内でイベントをした際に自分が主催でもあるのに全てをMさんに丸投げして動かなかったのに主催者としての結果は持っていったという事があり、Mさんは彼女に対する不信感で心が一杯になってしまいました。
Mさんに対する態度にもショックだったけれど、あんなに信じていた彼女に対して疑ったり信じられないと思う自分自身の心が1番辛いとのことで前世ヒーリングにご相談に来られたのです。
前世を見させていただいてお伝えしたところ、今回の件が必要な出来事だったのだと納得された部分がありました。
信じていた人に裏切られた心はとても辛いものです。
そこで、レイキの観点から
人間とは光と陰の両面を併せ持つ存在だという話をMさんに聞いてもらいました。
光だけの存在は神だけです。
人間は陰陽両方を全ての人が持っています。
どれだけ修行を積もうともこのバランスを傾けて光だけ、陰だけ、になることはできません。
(陰と魔はまた違います)
ご友人をとても信頼されていたのですが、その信頼に見合わない陰の面を今回知ってしまったのです。
その事をMさん自身の中で、「友人の陰の面を知ることが出来たのだ」「新しい面を知った、ただそれだけだ」と思えたとき、そしてそれも含めてその友人なのだと受け入れられた時、Mさんの霊性はまた一段と上がるでしょう。
そのために友人はその面を見せてくれたのだと、言えると思います。
光だけ、良い部分しか受け付けられないと思う心は歪みを呼びます。
では今回の件をMさんはどう捉えたら良いのでしょうか?
それは、全ての人間は不完全だということを知り、意識し、受け入れる目線を持つこと。
その上で人間の陰陽併せ持つ不完全さを愛すること。
そう捉える事ができた時、神からの祝福がきます。
その目線を持つことを神々から求められているのです。
もちろん泣いてもいいです。怒ってもいいのです。むしろおかしいと思ったら正直に伝えるのが友人として良い事だと思います。(伝えるかどうかはMさんが選択することです)
それと同時に彼女に感じてしまったその失望感は、Mさん自身の期待や理想の現れにすぎないのだと知りましょう。
彼女の知らなかった一面を知った。ただそれだけです。彼女もどんなに優秀で素晴らしい人間に見えても、完璧な人はいないのです。むしろ不完全な人間のままでこの世界に存在する権利が彼女にもあるのです。
そこを見てあげてください。
もちろん、不完全でいいやとか、霊性を向上する努力を怠るようでしたら人として波動は落ちていきます。人は生まれてから死ぬその日まで、霊性向上に努めていかなければならない存在だと私は思っています。
神々はこういう部分ではスパルタですので、見ないふりをしてクリアしないでいると何回でも似たような事が起こってきます。
ですから大きな心で、人間という存在を地球規模で愛してください。
人間関係でショックを受けるということは、気づくために素晴らしい機会を与えてもらったという事でもあります。
もちろん辛い経験ですが、そこからも常に光を見出しましょう。
人間は不完全でありながらそれでも陰陽のバランスをあやういところで取りながら、尚、光へ向かって歩き続ける稀なる存在なのです。
どんな聖者でも完璧はあり得ません。
不完全でありながら良き方向へともがき進む。
その清き心があるから
人間は愛おしく、そういう存在が神々から愛されるのです。
こういう時、レイドウレイキのセルフヒーリングがとても役に立ちます。
心が落ち着き、その先の道が見えてくるでしょう。
生きることはレイキを修養することと結びついているなあといつも思います。
暗闇で苦しむ人々に前世ヒーリングとレイドウレイキをお薦めします。